太郎に殺される

どうも、お盆休み。今日は何もない一日。17時から美容院へ。モヒカン気味にカット。18時からはスタジオでドラムを叩きました。閉店の22時までノンストップで叩き続け、汗びしょびしょ。集中してやれた。

スタジオをあとに、腹ベコだったので、ラーメン屋に行きたくなりました。しかしこの夏の東京は、22時閉店をとっている店が多く、目当ての店は一堂に閉店。そういえば、この道の先に確か。明らかに二郎系ラーメンであろう「ラーメン太郎」の存在を思い出し、行ってみることにしました。入店。食券機には「小ラーメン」と「大ラーメン」のメニュー。んー、自分自身一度に食せる量が少ないことは自負している。しかし「小ラーメン」を選ぶと何故か負けた気がする。なんでなんだ。わからないけど、「大ラーメン」を選択。トッピングは、アブラ・カラメ・ニンニク増し。よし、今日こそ行ける。自己暗示バッチリ。気合十分。4時間ノンストップでドラムを叩いたんだ。今日こそ俺は。

「はい、お待ち」と店主が置いたどんぶりと目を合わせた瞬間、嫌な予感。必死に食べる。モヤシの山をかき分けて、麺を引っ張り出して、一気に食べる。スープも飲む。汗が噴き出て止まらない。スタジオ以上に汗が止まらない。食べる。食べる。くそ、なんなんだこれ、全然減らない。あー無理そう。無理がある。あっ、やっぱ無理。…本当にごめんなさい。。

なんとか6割ほどを食して、後はいつ店を出るか、その一点に集中。気付けば満席、行列ができる始末。こんな見た目で、大ラーメン頼んでおいて、汗びしょびしょで、全然食べられない奴、あまりいない。恥ずかしい。嫌な目線、プレッシャーを感じる。そして刹那のタイミング。店員が背中を向けたその瞬間、店を飛び出した。食券システムじゃなかったら食い逃げだぜ。金は払ってるけど、食い逃げた。殺されるかと思った。

いつの日か必ず、小ラーメンをしっかり食べ切れる男になりたい。

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